東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科

医局活動update

2016年

11月

11/10 グランドカンファレンスが開催されました。

芝パークホテルにおいて糖尿病・内分泌学リサーチセミナーが開催されました。
今回は東京大学大学院医学系研究科 社会予防疫学分野教授の佐々木敏先生に糖尿病の栄養疫学データの読み方や使用方法についてご講演いただきました。栄養領域の疫学は現在の糖尿病治療におけるトピックのひとつであり、大変興味深いお話を伺うことができました。

座長
東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科
主任教授 宇都宮 一典 先生

講演
「CGMから見えてきたSGLT2阻害薬の新たな可能性」
東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科
丸田 千尋 先生

特別講演
糖尿病の管理・予防における栄養疫学データの読み方と使い方」
東京大学大学院医学系研究科 社会予防疫学分野
教授 佐々木 敏 先生

11月の学生・研修医発表は以下の通りです。

須藤 英訓 (レジデント2年) 
「Semaglutide and Cardiovascular Outcomes in Patients with Type 2 Diabetes」
(NEJM 2016; 375: 1834-1844)

湊 聡一郎 (レジデント1年)
「Blood pressure and complications in individuals with type 2 diabetes and no previous cardiovascular disease: national population based cohort study」
(BMJ 2016 Aug 4; 354: i4070)

小黒 亮史 (研修医2年)
「Body-mass index and all-cause mortality: individual-participant-data meta-analysis of 239 prospective studies in four continents」
(Lancet 2016 Aug 20; 388(10046): 776-86)

後藤 圭祐 (研修医1年)
「Risks of Myocardial Infarction, Death, and Diabetes in Identical Twin Pairs With Different Body Mass Indexes」
(JAMA Intern Med. 2016 Oct 1;176(10):1522-1529.)

金子 周平 (5年生)
「自己免疫性肝炎に対しステロイド治療中に血糖コントロールが増悪し膵癌の発見に至った1症例」

大澤 正亨 (5年生)
「乳癌を発症した2型糖尿病患者の1例」

10月

10/13 グランドカンファレンスが開催されました。

今回は、大学院生の研究成果の発表会でしたが、興味深い報告と活発な意見交換が成されました。


<大学院生 研究成果発表会>

竹田 裕介 (大学院1年) 
「Rho-kinaseによる糖尿病腎症進展制御機構の解明」

赤嶺 友代 (大学院1年)
「糖尿病性神経障害の成因解明—これまでの報告をふまえて—」

大和 梓 (大学院1年)
腫瘍体細胞変異パターンから捉えた先端巨大症163例の臨床的特徴」

三石 純江 (大学院2年)
「2型糖尿病患者におけるDPP-4阻害薬内服時とα—グルコシダーゼ阻害薬内服時の血糖変動を予測する血糖測定ポイントの検討」

大橋 謙之亮 (大学院2年)
「糖尿病黄斑性浮腫・網膜症におけるミネラルコルチコイド受容体(MR)の意義の解明」

井内 裕之 (大学院3年)
「2016: Glycemic Variability Odyssey」

塩崎 正嗣 (大学院4年)
「膵α細胞におけるPKCδ依存性グルカゴン分泌機序の解明」

10/22 第5回東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科 公開研究会が開催されました。

若手の先生方の研究報告や症例発表が中心となる、毎年恒例の研究会です。プログラムはこちら


10/29~30 第2回 医局旅行が今年も開催されました。

教授から来年度入局をして下さる研修医の先生方まで、幅広い学年の医局メンバーが参加する医局旅行を通じて、医局の団結を深めております。
太陽が沈んでいる間だけは無礼講です。


10月の学生・研修医発表は以下の通りです。

山内 健人 (初期研修医1年) 
「Closed-Loop Insukin Delivery during Pregnancy in Women with Type1 Diabetes」
(New England Journal of Medicine. 2016 Aug 18; 375(7):644-54.)

醍醐 香名 (初期研修医2年)
「Randamized Trial of a Lifestyle Program in Obese Infertile Women」
(New England Journal of Medicine. 2016 May 19; 374:20.)

館 風花 (初期研修医2年)
「Subclinical hypothyroidism and the association with macrovascular complications and chronic kidney disease in patients with Type2 diabetes」
(Diabetic Medicine. 2015 Aug; 32(8):1097-103.)

高根 啓輔 (レジ1)
「Endoscopic duodenal mucosal resurfacing for the treatment of Type2 Diabetes: 6-month interim analysis from the first-in-human proof-of-concept study」
(Diabetes Care; Aug 2016; DC160383.)

9月

9/1 我らが宇都宮教授のお誕生日会を開催いたしました。
本当におめでとうございます!これからもよろしくお願い致します!

8月

8/25 第6回 愛宕糖尿病治療フォーラムが開催されました。@八芳園6階 「エタニティ」

Opening Lecture
 「最新の糖尿病治療のEvidence」 主任教授 宇都宮 一典 先生

パネルLecture
 「最新の糖尿病治療Update」 座長 准教授 西村 理明 先生
 「糖尿病における食事療法の重要性」 第三病院 好川 有希子 先生
 「肥満合併の2型糖尿病に対する最適治療の可能性」 第三病院 高橋 紘先生
 「夜間低血糖を無くし適切にコントロールするには」 附属病院 三石 純江先生
 「高齢者糖尿病の実臨床でのアプローチ」 川口市立医療センター 金沢 康先生

Discussion
 最適な糖尿病治療の選択肢

7月

7/14 グランドカンファレンス

柏病院より「当院で経験したHamman症候群の2例」の報告がなされました。希少な症例を共有させていただき、とても勉強になりました。

7/4-15 オーストラリアからの留学生 Kate Simpsonさんをお迎えしました。

カンファレンスのあとの一枚。

7/28 今年も医局説明会が開催されました。

沢山の先生方にご参加いただき、本当にありがとうございました。 皆様と一緒に診療できる日を心から楽しみにしています。

7月の本院研修医・レジデント発表は以下の通りです。

<症例発表>

影嶋 優香子 (初期研修1年) 
「Migraine and risk of cardiovascular disease in women: prospective cohort study」

森川 葉月 (初期研修1年) N Engl J Med (2016年6月13日オンライン版)
「Liraglutide and Cardiovascular Outcomes in Type 2 Diabetes」

平野 雅史 (初期研修2年)
「糖質制限食によって尿中ケトン陽性を呈した妊娠糖尿病の33歳女性の一例」

加島 涼子 (医学科6年)
「Subclinical cushing症候群を呈しAIMAHが疑われた一例」

大橋 慎史 (医学科6年)
「MSSAによる前立腺膿瘍を生じた2型糖尿病の一例」

6月

6/23 グランドカンファレンス

本院より「多様な病理像を呈した多発P—NET,MEN1の一例」に関する発表がなされました。 活発な意見交換がなされ、充実したカンファレンスとなりました。

6月の本院研修医・レジデント発表は以下の通りです。

<抄読会>

丸田 千尋 (レジデント1年)
「lixisennatide in Patients with Type2 Diabetes and Acute Coronary Syndrome」

<症例発表>

森本 啓太 (医学科6年)
「アルコール性肝硬変による肝細胞癌を合併した糖尿病の一例」

渡邊 翔子 (医学科6年)
「多くの合併症を呈した高度肥満2型糖尿病患者の一例」

MOHD NAZMI AKMAL BIN MOHD SUHAIMI (留学生)
「MEDICAL SYSTEM IN UNIVERSITY OF MALAYSIA SARAWAK (UNIMAS)&MANAGEMENT OF DIABETES MELLITUS TYPE2」

5月

5/16 J-PALS conference2016 が芝パークホテルで行われました。

一般演題として当科 井内裕之先生より「糖尿病における血圧変動の意義」
特別講演として、消化器・肝臓内科 主任教授 猿田雅之先生をお招きして「消化管疾患の現状と今後の展望」という題でお話をいただきました。

5/19-5/21 第59回日本糖尿病学会年次学術総会が京都(国立京都国際会館、ロームシアター京都、みやこめっせ)で開催されました。

今年も多くの医局員が発表などを行いました。演題リスト

 

5月の本院研修医・レジデント発表は以下の通りです。

<抄読会>

近藤 悠介 (研1)
A Multicenter Observational Study of Incretin-based Drugs and Heart Failure.
N Engl J Med. 2016 Mar 24;374(12):1145-54.

菅沼 由佳 (研2) BMJ 2016; 352: i348
Diabetes mellitus as a compelling indication for use of renin angiotensin system blockers:systematic review and meta-analysis of randomized trials.
BMJ 2016;352:i438

織原 広貴 (研2)
Body-mass Index in 2.3 million adolescents and cardiovascular death in adulthood.
N Engl J Med. 2016 Apr 13. [Epub ahead of print]

渡邊 天志 (研1)
Incretin based drugs and the risk of pancreatic cancer: international multicenter cohort study
BMJ 2016;352:i581

<症例発表>

中村 優希 (医学科6)
「睡眠時無呼吸症候群を合併する2型糖尿病の一例」

小池毬子 (医学科6)
「認知症を合併した2型糖尿病の一例」

4月

4/14 グランドカンファレンス

今年度1回目のグランドカンファレンスが開催され, 宇都宮主任教授および4病院の診療部長から新年度の抱負などについてお話をいただきました。

4/21-23 第89回 日本内分泌学会学術総会が京都の国立京都国際会館で開催されました。

当院からの発表はこちらです。

4/28 「みなと病診連携の会」が開催されました。

三石純江先生、原興一郎先生、金澤康先生から演題発表がありました。

4月の本院研修医・レジデント発表は以下の通りです。

<抄読会>

関口 賢介 (レジ1)
Pioglitazone after ischemic stroke or transient ischemic attack.
N Eng J Med 2016;

<奨励発表>

片山 翔太 (医学科6)
「Sensor Augmented Pumpにより血糖管理を試みた1型糖尿病の1例」
弘中 智子 (医学科6)
「2型糖尿病に伴う上行結腸癌の一例」

3月

3/10 グランドカンファレンス 糖内発表

‘Neurotropic and neuroprotective properties of exendin-4 in adult rat dorsal root ganglion neurons: involvement of insulin and RhoA.’
Tsukamoto M et al. Histochem Cell Biol. 2015; 144(3) 249-59.

‘Aldosterone-producing adrenocortical carcinoma with prominent hepatic metastasis diagnosed by liver biopsy: a case report’
Ohashi K et al. BMC Endocr Disord. 2016; 16(1) :3

‘Can fasting glucose levels or post-breakfast glucose fluctuations predict the occurrence of nocturnal asymptomatic hypoglycemia in type1 diabetic patients receiving basal-bolus insulin therapy with long-acting insulin?’
Mitsuishi S, et al PLoS One. 2015;10(12) e0144041

2月~3月 留学生Mr.Yang Boeyを迎えました。

今月の本院研修医・レジデント発表は以下の通りです。

<抄読会>

深田 悦子(研2)
‘Effects on clinical outcomes of adding dipeptidyl peptidase-4 inhibitors versus sulfonylureas to metformin therapy in patients with type2 diabetes mellitus.’
Ann Intern Med. 2015; 163(9): 663-72.
斎藤 翔子(研2)
‘Calorie for Calorie, dietary fat restriction results in more body fat loss than carbohydrate restriction in people with obesity’
Cell Metabolism 2015; 22: 427-436
細井 起翔(研2)
‘Effect of antihypertensive treatment at different blood pressure levels in patients with diabetes mellitus: systematic review and meta-analyses’
BMJ 2016; 352: i717

2月

2/18 グランドカンファレンス

第3病院より
『糖尿病と顕性蛋白尿を契機にミトコンドリア病を発見した一例』
という演題で発表が行われました。
研修医の先生方も参加され、非常に勉強になる内容で一同聞き入りました。

今月の研修医・レジデント発表は以下の通りです。

<抄読会>

正古 悠一(研1)
Home Use of an Artificial Beta Cell in Type 1 Diabetes.
N Engl J Med 2015; 373 : 2129 - 40
梶原 宗太(研1)
Effect of Metformin Added to Insulin on Glycemic Control Among Overweight/Obese Adolescents With Type 1 Diabetes: A Randomized Clinical Trial.
JAMA. 2015 Dec 1;314(21):2241-50. doi: 10.1001/jama.2015.16174.

1月

1/14 グランドカンファレンス

第53回 日本糖尿病学会 関東甲信越地方会の予演会が行われました。

1/23 第53回日本糖尿病学会 関東甲信越地方会

今年も多数の演題が発表されました。今回が初めての地方会での発表という先生も多かったと思いますが、予演会で多くの先生方にご指摘をいただき、修正を加えて皆当日は堂々と発表していました。
当院から発表された演題はこちらです。

今月の研修医・レジデント発表は以下の通りです。

<抄読会>

佐藤 秀範(研1)
First Incidence and Progression Study for Diabetic Retinopathy in Portugal, the RETINODIAB Study: Evaluation of the Screening Program for Lisbon Region.
Ophthalmology. 2015 Dec;122(12):2473-81.
久永 奈緒(研1)
Preadmission metformin use and mortality among intensive care patients with diabetes: a cohort study
Critical care 2013, 17:R192
比嘉 瞳(後期1)
Effects of first-and second- generation tyrosine kinase inhibitor therapy on glucose and lipid metabolism in chronic myeloid leukemia patients : a real clinical problem?
Oncotarget 2016 no.32 2015