東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科

先輩からのメッセージ

糖尿病・代謝・内分泌内科を志す研修医・医学生の皆さんへ

様々な立場、視点から医療に向き合う医局若手医師のメッセージを紹介します。

<海外留学を前にして>

平成15年卒 的場圭一郎

私が研修医として働き始めた頃は毎日の業務に精一杯で、早く一人前の臨床医になりたいと思うばかりでした。しかし、臨床経験を積む中で合併症に苦しむ大勢の糖尿病患者を目にし、この現状を少しでも改善したいと考えて基礎研究を始めました。

当科では、希望に応じて学内の基礎系教室や他大学の研究施設で研究指導を受けることができます。大学院の在学中や修了後に海外の関連施設へ留学し、さらに研究を発展させることも可能です。私は平成26年度より、アメリカでの研究留学を予定しています。海外留学のメリットは研究にじっくり取り組めるだけでなく、異なった思考や分化に触れることで自らの習慣や価値観を見直し、より医師として成長できることだと考えています。また、表現能力を重視する点や客観的評価が要求される社会構造など、日本人医師が見習うべき点も多くあると信じています。

多くの若い先生方が私達の仲間に加わってくれることを期待しています。

<大学院生>

平成20年卒 井内裕之

私は慈恵医大を卒業し、本院で初期臨床研修を行い、糖尿病・代謝・内分泌内科の後期研修を終え、1年間葛飾医療センターで勤務した後に医師7年目で大学院に進学させて頂きました。

学生時代より血圧などに対する全身管理に興味を持っており、大学院進学前は主に糖尿病と血圧に関する臨床研究を行っていました。糖尿病と高血圧症は共に合併する率が高く、現在も圧倒的な勢いで増え続けています。糖尿病を治療する上で、高血圧治療を共に行うことは必須であり、我々は高血圧症に対しても重点的に治療、研究を行っています。そんな中、糖尿病、高血圧症に対して臨床だけではなく、その根本的な原因に対して基礎医学的手法からもアプローチする必要があると考え大学院での研究を開始しました。大学院進学の時期は人により様々ですが、私の場合は実際の臨床現場でしっかりと学んだことで、病態への理解、疑問が深まり、研究生活に生きていると感じています。

現在、血糖、血圧の両面から最新機器を使用した基礎研究を行うだけでなく、今までの臨床経験を生かし、基礎と臨床を結びつけるトランスレーショナルリサーチを発展させることも目標とし、私の趣味であるiPhone/iPadを利用したマルチデバイス開発等、多方面からの研究を進めています。

また私の場合は幸いにも多くの良き師、仲間と出会え、日本、世界の最先端にも触れることができ、厳しくもありますが毎日楽しく充実した日々を送っています。

当大学の糖尿病・代謝・内分泌内科は臨床から基礎医学まで広く指導者が在籍しており、自分の思い描くスペシャリスト像を目指すことが可能です。さらに4病院合計では関東最大の糖尿病患者さんの外来来院数を誇り、生活習慣病を一手に引き受けるジェネラリストとして活躍するだけに留まらず、更に内分泌の経験を積むにも最適な恵まれた環境にあります。臨床、基礎を高いレベルで共に学べることは当科の大きな特色です。

そんな幅広い専門分野を持ちながらも、メンバーは皆が和気あいあいと活発に議論し、それぞれが常に新しいことに向けてチャレンジしている医局です。糖尿病、高血圧症、脂質異常症、内分泌のいずれかだけでも興味のある方は気軽に門を叩いてみて下さい。きっと私のように新しい未来が開けるはずです。多くの学生、研修医の皆さんの見学、入局をお待ちしています。

<子育てをしながら働いている女性医師の立場から>

平成21年卒 好川有希子

私は慈恵医大卒業後、都立多摩総合医療センターで初期臨床研修を行い、慈恵医大の糖尿病・代謝・内分泌内科に後期レジデントとして入局しました。その後、葛飾医療センター、本院での臨床研修を経て、後期レジデント2年目(医師4年目)のときに娘を出産し、現在子育てをしながら関連病院で勤務しています。

私が専門として糖尿病・代謝・内分泌内科を選んだ理由の一つは、糖尿病や肥満など生活習慣病を抱えた患者さんの様々な生活背景を理解したうえで、実践・継続可能な治療、食事・運動指導を、一生を通して患者様に提案・相談できる医師になりたいと思ったからです。家庭を持ち、子育てを経験することが現在の診療に活かされていると日々実感しているところです。妊娠していることが分かった時はこれからの働き方やキャリアがどうなるのか不安でいっぱいでした。しかし、妊娠の報告をしたとき、教授をはじめ医局員の先生方に祝福して頂き、負担なく働けるようにサポートして下さったことで、不安よりも出産への期待をもって妊婦生活を過ごすことができました。産休・育休の期間などの決定に関しても周りの先生方が親身になって相談を聞いて下さいました。その一方で、妊娠中も病棟・外来業務に加え、発表や雑誌の原稿を執筆する機会を与えていただくなど活動範囲が限られている中で、医師としても充実した日々を送ることができました。生後3か月で職場復帰をすると決めた時、「子育てをしながら仕事復帰するために可能な限りサポートする」という教授の心強い一言も大きな支えになりました。育児は初めてでわからないことも多く、勉強する時間を作れないなど思うようにはいかないことも多々あります。子供の急な発熱で周囲に迷惑をかけることに悩んだこともありました。それでも働けていることは、夫をはじめとする家族や周囲のスタッフのサポートのおかげだと日々感謝しています。今現在、子供がいる女性医局員が徐々に増えてきました。住んでいる場所やご主人の勤務状況などそれぞれが様々な生活背景を抱えています。それを理解したうえで女性医師が勤務しやすい環境を提供できるよう教授や医局長をはじめ医局全体が前向きに考えて下さっています。私も同じように仕事と育児を両立していける女性医師が増えるよう、色々な面でサポートしていきたいと思っています。将来に不安を抱えている女性医師の方も、ぜひ一度、慈恵医大糖尿病・代謝・内分泌内科に見学だけでもいらしてください。

<他学から入局して>

平成22年卒 高橋紘

私は埼玉医大を卒業後、慈恵医大本院にて初期研修終了後、当科に入局いたしました。

当科との出会いは、初期研修にて研修を行なわせていただいた事でした。研修前はマイナー科や外科を考えていたため、当科を研修する前は、将来のために勉強しようと思う気持ちでした。

研修が始まると、日常的な回診や抄読会の他、国内外の学会・論文発表、留学の機会にも非常に恵まれていることを実感しました。また、臨床と研究の両面に力を入れているのが特色であり、近年では日本で最初に血糖持続モニターを取り入れるなど積極的に新しい分野にも取り組んでいることを目の当たりにしました。医局の雰囲気も明るく、他学である事に関係なく、教授をはじめ様々な先生方に優しくして頂き、働き易い環境でした。仕事だけではなく、プライベートで悩んだ時には食事や飲みに連れて行って頂きました。そのため、職場の仕事環境・将来性・人間関係の全てを考え、慈恵医大の糖尿病内分泌代謝内科に入局する事を決めました。

入局後は、後期研修の1年目は内科共通カリキュラムのもと、3カ月ごとに内科の各診療部で研修をしました。2年目、3年目で市中病院と慈恵4病院のいずれかを1年ずつ経験します。私は2年目は富士市立中央病院で勤務後、3年目からは本院で研修をしております。交互に研修することで知識・臨床経験を偏りなく積むことができます。

また、糖尿病・代謝・内分泌内科という標榜の通り、当科で研修することで糖尿病と内分泌と二つの専門医を取得できる他、後期研修の間に症例豊富な市中病院での研修も組み込まれているため内科総合専門医を取得することもできます。

実際に、入局後も臨床・教育・研究を多くの先生方に支えられている事を実感しながら勤務にあたっています。

人生の半分は仕事が占めています。どこで働くか、誰と働くかは、仕事を楽しく行なうためのスパイスだと思います。その環境・上司が当科には揃っていると思います。

是非、慈恵医大の糖尿病内分泌代謝内科に入局し、一緒に働きましょう!